ミツバチのささやき
10年に1本という寡作家ビクトル・エリセの初監督作品にして最高傑作(とかってに思っている)が「ミツバチのささやき」。数年前にDVD化されたとき、こりゃ買っておかないと後で後悔するよなと思い、同じエリセ監督作品の「エル・スール」と一緒になったBOX SETを購入。自宅で数回視聴した後、友人へ貸したりしてたんですが、そのBOX SETが戻ってきました。久しぶりに見てもやっぱり(・∀・)イイですね。スペイン内戦後の暗い時代、しかし子供達はいつもとかわらない、明るい未来を見据え成長していく。今の日本の子供にない瞳の輝きが主役であるアナ・トレントにはあります。詩的な映像美と絶賛された映像は、タルコフスキーを彷彿させるものがありますし、全体を通した優しい視点はエリセ監督がこの作品に込めた思いそのものなのかもしれません。この名作、現在は非常に入手困難なようでAmazonのユーズ価格で5万円もの値段がついちゃってます。ミツバチ単品でも2万円以上。なんだかな~。この金欠病解決のために売っちゃうか~(笑)でも、売った後にゼッタイすんごく後悔することになりそうだし……。こういうことがないように、権利もってるところはしっかり再版繰り返してもらいたいです。映像作品だけでなく、本やCDなんかもね。
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